【 サハリン事情 】 その2


ここはロシア国だ!モンゴルや中国の満州と異なり、今まであまり話題が少なかった。

北方領土とも異なり、どんな感じのところなのか非常に興味が沸いていた。

現地、商社の出迎えを受け商談を行ってから一行はホテル入。

ホテルといっても会社の寮のような建物で、とても観光用ではなかった。


ホテルから

ホテルの窓から

街並は冷たい感じの建物が多く、旧ソ連の臭いがプンプンする。

現在は社会主義国ではない。北海道の北の最果てに来たような感じであった。


 翌朝からは120km離れた現場(ホルムスク港)まで「4駆」で通勤することになった。
港の近くには宿泊施設がないからだ。ロシア語の通訳は日本にも何回か来たことがある。

ロシアの人々の感情や日本との歴史のつながりなどいろいろな話をしてくれた。
ロシアの民衆はまだ旧社会主義時代の面影を引きずっている人とそうでない人に分かれている。

マラソンやウインタースポーツが好きで私と話が合った。


毎朝の通勤(峠越え120km)


吹雪の日の通勤


峠附近の民家


吹雪の峠道

港湾での仕事は「紆余屈曲、シッチャカメッチャカ?」で困難を極めた。

予定されていたケーブル類も届いておらず、中古品をかき集めることになった。

寒風の吹きさらし環境で野外工事の仕事は遅々として進まなかった。

私たちは毎日いらいらしどうしだった。滞在期間が少なく後がないので、最小限の納入点検立会いテストを行なった。

道路は良かったが、ほとんどの日が吹雪で峠(約1500m)を越える時、スリップ事故を何度も見た。


運転操作の指導 ( コレが私です)


夕暮れの運転指導

高圧盤のコンテナ内の作業

高圧ケーブルの端末処理

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