【 調布映画祭2005 】
H17.3.19 (H17.3.14 )

調布には角川大映撮影所を筆頭に、プロダクション、現像所、装飾関係など
多くの映像関連企業が存在するなど「映画の街」としても知られています。
(最近、フィルムコミッションも結成された。)

恒例により、9日から13日までの5日間、「調布映画祭」が開かれました。 
これは、89年に始まった「シネマフェスティバル・イン調布」が、
02年に現在の「映画祭」となり、今回で11回目、とのこと。

今年は、3っの会場(800+500+200人収容)で30本近い映画が上映された。 
無料、ということもあり、「エデンの東」や「マディソン郡の橋」などの人気作品は立ち見がでるほどの盛況だった。

他に自主短編映画を募った「ショートフィルム・コンペティション」もありました。 

会場前には大きな看板で呼びかけ、“何を見ようかな”

今回は、同時開催の展示会について報告します。

まず、「日活・角川大映・高津装飾展」

今年は、小林旭芸能生活50周年、
ということで、“渡り鳥シリーズ”での

台本、小道具と
衣装
それに、

“絶唱”のセットが売り物になっていました。
“大魔神”の彫像も不気味な照明の中に

浮き上がっていましたよ。


もうひとつは「映画の図書展」

テーマは“戦後まもなくの日本映画界”ということで、


戦後復興期の映画(1946-1952)の資料が中心でした。

(なお、調布市立中央図書館には“映画資料室”が
あります)

会場に入るとすぐに、

映画と調布の関わりを示すこのような資料群があり

あらためて“調布は映画の町なんだ”、と実感します。 

ここには、

キネマ旬報のベストテン映画を

はじめとした懐かしいポスターが所狭しと

並んでいました。
あれ、珍らしや、

“製作費豫算表”までありました。


私の年でも記憶にない映画もありますが、

このころは、現在に比べて、物質的には相当貧しかったでしょうが、

日本人の心の中は今よりはるかに豊かではなかったか?という気がしてなりませんでした。



最後に、やはり、地域活性化を考えるときには、“映画”を忘れてはいけない、と再認識した一日でした。

隣町に、 9スクリーン、2100席のシネマコンプレックス

「TOHOシネマズ府中」が、いよいよ3/17(Thu)にOPEN!だそうです。 

調布も負けずにがんばらなくては!



Masatoshi  H17.3.14