(今までの写真)

ちょっと、長いのですが、まあ見てください。

其の零

(2/23)

みなさんこんちわァ、年明けに書き込んだコメントを実行する時が、
やッてめェりやした。(江戸弁ですか?)

まもなくkuma3kuma3.comもアクセス数三萬回に迫ってきまシたので、
あたくシ、奈が瀬がお祝いの記念イベントを挙行致す次第でェございます。

皆様、シとつよろしく御願いシます。

ささァ、お立ち会い!kuma3kuma3<TOP画面写真の材料>に
シークレットパーツを加えて作ると『ある物』が出来上がります。
さて、何ができあがるでせうか?

肝心のシークレットパーツが加わるとkuma3kuma3.comファンなら直ぐに分かると思イます。

其の壱

(2/24)

さて、始まりやシた(^o^)/
この写真ンのやうに、先ずは竹と角材を各部品に切り分けます。

角材は、長さをそろえて切り、竹も同様に切り揃えます。
竹の厚みも、独自の弧をいかして左右均等にします。
角材は「ひのき」そこそこ硬くて、加工しやすさから
選びました。
角材の細い棒は、後に使わなくなりやシた。m(_ _)m

┴┬┴┬┴ヒント壱┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

「カシ」「コクタン」では重くなってしまうので・・。

┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┤ (・_├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

其の弐

(2/25)
さあ、其の弐です。((((*^o^*)/

『其の壱の部品』
角材とゴマ竹を、張り合わせまシた。
角材の側面二面だけに、ゴマ竹を貼ります。
ゴマ竹どうしの合せる端角は、45度角にして「ぴったシ」合わせます。

竹筒の長さを決めて切ります。
最初のセレクトでは、シロ竹を選びましたが、クロ竹に変更しまシた。

┴┬┴┬┴┤ヒント弐├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

他の完成品との色合いを考えて「シロ竹」を「クロ竹」にしました。

*『他の完成品』とは、無くてはならない物です。
 『他の完成品』はもう出来上がっているンです。

┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┤ (・_├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

参萬回

その
瞬間
其の参

(2/26)
では、其の参です。(ё_ё)!!

皆さん、苦悩している御様子・・御苦労様です。m(__)m
すぐに分かってしまうと『苦ゐ豆』にならないので・・。シとつ御容赦を

『其の弐の部品』

クロ竹の端を、削りやシた。
竹の節から節までの、比較的まッつぐな部分を使いやシた。
それでも竹なので、許容範囲内で若干曲がっています。
長さは約10cm強有ります。

長いボルトの材質は『真鍮』です。
このままでは『重い』ので加工します。


┴┬┴┬┴┤ヒント参├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

『まッつぐ』な方が様子よく、より良く出来上がります。
でも、若干曲がっていた為に、ボルト加工は予定と違う加工となりやシた。

┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┤ (・_├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

其の四

(2/27)

さてさて、其のシです。\(^ -^ ) ( ^ -^)/

『其の参の部品』
まず、シだり側のボルト写真から説明します。

端から3cmの所までのネジ山を残し、そこ以外を削り落とシます。
真ン中の心棒部分は、直径約2ミリ強あります。
折れない程度に削り落とシて、強度は無視シています。

右側のクロ竹と合せた写真の説明は、『其の六』で詳しく
説明シます。m(__)m


┴┬┴┬┴┤ひんとシ├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

*とにかく、ボルトの『重さ』を軽くしたかッたんです。
 竹がまッつぐだったなら、真ン中の心棒部分はありませン。

*この部品は『他の完成品』との接点部分になります。
 使用する直前に『他の完成品』に取り付けて使用シます。

┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┤ (・_├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

其の伍

(2/28)
★★★★★

さあ、其の伍です。\(^^\) (/^^)/

『其の壱と其の弐の部品』

竹を貼ッていない側面に、『シークレットパーツ』の厚さ7ミリ分ずらして、
角材を張合わせ圧着固定シます。

角材を直接、溝切り加工が出来れば良かったンですが、
『シークレットパーツ』の厚さァ分を「正確に」「平行に」削る機械&技術
は無かッたンで・・。

飛び出した部分は削り落とやシた

┴┬┴┬┴┤ヒント伍├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

今回、製作している『????』は市販されてはいません。
ン?言い換えます。

『完成品は市販されていません』

素材として30%ほどの未完成品を専門店で売っています。

【専門店】最近あまり見ないお店です。でも、浅草では沢山商いシてます。
     でも、『シークレットパーツ』を置いてあるお店は、あたしが
     購入したお店にシか有りませン。お店のシとが言っていました。
     『同業者が買いに来るんだ』と・・。

その未完成品を購入して(今回の購入素材は10%セントほどの未完成品)
残りの70%ぐらいは、色々な工夫を、購入者が手をかけて拵えてるンです。

特に『其の七』は皆さん苦労しているはずです。この部品は・・市販されてはいます。
ですがねェ「大きさ」「重さ」「使いやすさ」で当てはまらないンです。

あたしが拵えた『其の七』の部品は、需要があれば意匠登録したいくらい、
「適度な大きさ」「軽く」「使いやすい」と、全て当てはまるンです。

┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┤ (・_├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

其の六

(2/29)
さあ、其の六です。ヾ(^-^)ゞ

『其の参と其の四の部品』

クロ竹とボルトを合わせます。
固定には硬化化学樹脂を、隙間部分に流し込みますが、
必要最低量を入れて、『重く』ならないように『軽く』です。

まず抜ける事は無いのですが、クロ竹とボルトに穴を開けて
釘を打っておきます。

飛び出した釘部分を削り取り、丸く削り整えたクロ竹に
籐を巻きます。

これで柄になる部分が完成です。
┴┬┴┬┴┤ヒント六├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

*『重く』ならないように『軽く』はキーワードです。

 『他の完成品』の先きに付けて使いますが、『重い』と
 『しなって』思う様に行かず、もどろッこしい思いをします。

*さきに付けて使いますが『さき』とは、4〜5m『さき』なンです。


┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┤ (・_├┬┴┬┴┬┬┴┬┴┬┴┬┴┬

其の七

(3/1)
では、其のシちです。(~Q~;)

Tsutomu sama

4〜5m先に取り付けますが、この完成品は全長18.5cm、幅6cmです。
手の平にのります。m(__)m

其の伍でお話しシた問題の部品です。

素材は『真鍮』で作ります。
金棒は適当な長さに切り、直角に曲げた部品を二つ作ります。

板金は斜線より手前部分を使い、黒サインペンでガイドを書き、
切り抜きます。
それを「カンカン」叩いて形にします。


┴┬┴┬┴┤ひんとシち├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

*普通は二枚必要で、凸凹で作ります。

┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┤ (・_ ├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

其の八

(3/2)
★★★★
★★★★

さあ、残り弐回!其の八です。\(^^\) (/^^)/

『其の七の部品』

さァ出来ました。蝶番です。
反対側の部分は、重くなるので付けません。

実用性は(逆に使いにくくなると思います)無いと
思いますが『軽く』する為に、菱形に抜きまシた。

分かりますかね?カタカナで『ナガセ』と抜いたンですが・・。

┴┬┴┬┴┤ヒント七├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

*立ち上がっている部分が、とても使い勝手がいいんです。

 以前、L型の板金を、蝶番に溶接して作ッた事が有りますが、それでは
 重くなってしまッたので・・。


┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┤ (・_├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

其の九

(3/3)
★★★★
★★★★★

さあ、其の九です。p(^^)q

遂に『シークレットパーツ』の登場です。
長かった・・。其の伍で出来た部品に『刷毛』を取り付けます。
真鍮の釘を弐ケ所づつ、打ち込ンで止めてあります。

今、写真では影になッてしまっている、クロ竹の側面に
8ミリの穴を開けておきます。
穴を開けた写真を取りそこねました。m(__)m

明日、最終回『其の拾』です。
連張りしまして、完成写真をお見せします。
┴┬┴┬┴┤ヒント九├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

*『刷毛』もうお分かりでしょう!

 >肝心のシークレットパーツが加わるとkuma3kuma3.comファンなら
 >直ぐに分かると思イます。
 と、最初に書き込みましたので、分かりますよね。

 『??刷毛』を作っています。

┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┤ (・_ ├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

其の拾

(3/4)
★★★★★
★★★★★

さあ、最終回の其の拾です。(^-^;)

『其の六と其の九の部品』

二つの部品をくッ付けます。
くッ付けた部分は、ゴマ竹のカーブに合わせて隙間なく『ぴッたし』です。

固定出来たら、三ケ所穴を開けます。
一ケ所は、抜けないように釘を打ちます。真鍮の釘です。
残りの二ケ所は、蝶番を固定する為の穴です。

番外
(千穐樂
プラス)

(3/4)
(3/5)

★★江戸の粋 苦ゐ豆 ★ 解説(其の拾プラス) ★そして、●▲■毛の完成です。(^◇^;)!!

『其の八』と『其の拾』の部品を合わせます。

立ち上がった蝶番部分に、親指を掛けて使います。
サイド部分に『漆』を塗りまシた。(漆はカシュウです)


┴┬┴┬┴┤最後に├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

*竿に着けて使います。

 磯用の振出し網の竿(左側の白籐巻き)を使います。
 『重い=堅い』ので『しなり』にくいんですが、この竿自体も『重い』ンで、
 重さでしなってしまいます。長さがあるので、高い所にも納める事が出来ますが・・。
 長さは5m10cmあります。
 
 今回の『●▲■毛』は、右側のクロ竹(背抜き籐巻きした竿)の内側を削り仕込ンだ、
 振出し竿用に作りました。
 古い竿でカーボン製(今の竿はグラスファイバー製なので柔らかいから不向き)
 先調子の堅い竿の先二本分を外して、ネジを取り付けて作ッたンです。
 長さは4m15cmあります。

 『これじゃあ重すぎる』『幅が二寸じゃ大きい、一寸五分で充分』『柄の部分が要らない』等、
 色々な声が聞こえてきそうですが・・。

 いかがでしたでしょうか?一般的では無いでしょうが、
 こんなふうに拵えている一例と思って下さい。m(_ _)m
 
┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┤ (・_・)├┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴

皆様、お疲れ様でした。おつき合い頂きありがとうございました。
そして、熊可゛ゐ様ありがとうございました。

こんな投稿は『自己満足』だと思っています。m(__)m
ですが、世の中に出回っていない『一点物』を作る魅力があり、
今回の製作となりました。拵えるのは大変ですが・・。

材料を吟味して、出来る限りの工夫を凝らして、量産品ではない一点物。

『●▲■毛』今回の製作で7個目となります。ちなみに
落語家の立川談幸師匠のサイト内に、写真付きで納札を紹介していますが、
この●▲■毛は奈が瀬作です。

作り始めた頃の物で、談幸師匠の●▲■毛は、半市販品を加工していました。

あたしも同じ作りの●▲■毛を愛用していまシた。
ですが『重い』ンです。竿も太いので全体にしなってしまうんです。
使い始めて分かった事ですが、重いと先が『フラフラ』して、狙った隙間に
納める事が難ツかしいンです。

ですので、沢山『軽く』と言ってきました。
が〜、『それなら、柄の部分が要らないんじゃ無い』
と声が聞こえてきそうです・・。

『柄のない●▲■毛』は作った事があります。
重さは今回の、●▲■毛の3分の2!軽いンですが、味気ないんです。

今回の●▲■毛は観賞用となりそうです。
近々もう壱回、ふたまわり小さく作る意欲が、
フツフツと湧いてきたンで・・。もっと軽く!!

最後に、抽選で名刺入れを差し上げます。と言っていましたが、
正解応募者全員に、奈が瀬特製『名刺入れ』を差し上げます。
奮って御応募下さい。m(__)


<<Back